これぞ 鵜呑み！ |
池の畔であくびをしながら釣り糸を垂れる太公望（？）たちを尻目に、カワウが体長30センチはあろうかと思われる大物を捕らえました。
ところが、捕らえた獲物があまりにも大きすぎて、流石のカワウも飲み込むのに悪戦苦闘しているようです。魚の頭を何度も何度も噛み直して、態勢を整えようとしています。
捕えられた魚の方も、頭こそカワウにがっちりと押さえられていますが、尾をバタバタとさせてなんとか逃れようと必死でもがきます。
数分間の攻防の末、魚の頭をもう一度噛み直したカワウは鏡獅子の如く首をくるっと１周回し・・・
その遠心力を利用して魚をたてて・・・
のけぞって、喉を広げ・・・
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今度は成功です。
カワウの喉が太くなって、獲物が通過していくのがわかります。
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カワウは水中に潜って魚や両生類や貝類などを採って餌にして生きています。
カワウが池のほとりや川の中洲などで風上に向かって羽を広げている様子を時々目にします。カルガモなど水辺の鳥たちのお尻近くには油脂を出す腺があって、水から上がるとその脂分を嘴で羽にこすりつけて防水のメンテナンスをします。ところが、鳥類としては始祖鳥に近い原始的なカワウにはこの油脂を出す腺がないそうです。そこで、羽が濡れると、こうして干して乾かさなければならないのです。
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